いい家をつくる工務店とは?(地域主義工務店の会とは)

家づくりを考えたとき、誰もが思うこと。
それは「いい家をつくりたい」ということではないでしょうか。
では、どうしたらいい家をつくることができるのでしょうか?
その答は、家づくりのパートナー選びにあります。
「チルチンびと「地域主義工務店の会」では
国産材と環境負荷の少ない素材を使った家を
ていねいにつくり、住まい手の皆さんに届けます。
そして、各工務店は、いい家づくりのために、
伝統を大切にしつつ、常に新たなことにも挑戦し続けています。
今回は、進化し続ける「工務店の会」の活動から、
「いい家をつくる工務店」に必要な
六つの条件にスポットを当てて考えます。

1インフオームドコンセント

医療の場でよく使われる言葉で、医師が患者に治療を
行う際に、十分な説明をし、患者の同意を得た上で実行
するという考え方です。
家づくりにおいては、工務店が施主に正しい情報を伝
えることが重要です。使う素材(特に含まれる化学物質)
について、施工について、コストについて……正確な情
報が提供され、施主が同意してつくる家なら、トラブル
も起きづらいでしょう。気になることがあれば、遠慮な
く聞きましょう。

2設計力

設計とは、単に間取りや構造を考えることではありま
せん。住まい手が新しい家でどんな暮らしがしたいのか、
どんな将来を望んでいるのかを聞き、それを住まいとい
うかたちにするのが住宅の設計なのです。そのためには、
デザインカをはじめ、敷地を読み解く力、家族の願いを
聞く力などが必要です。
「工務店の会」では、建築家とのコラボレーションや、
設計塾で経験を積み重ね、自社の設計力を伸ばしている
会員社が多数あります。

3施工力

日本の伝統工法をベースにした「在来工法(木造軸組
工法)」では、大工や職人の腕と技術によって仕上がりや
耐久性に差が生まれます。木の性質を見極め、適材適所
に配する棟梁の技があってこそ、美しい住まいとなるのです。
「工務店の会」では、自社大工を抱えている工務店をは
じめ、大工や左官などの職人を、つくり手の一員として
大切にしています。そして、技の伝承のために若い大工
や職人の育成にも取り組んでいます。

4素材力

「工務店の会」が設立当初から取り組んできたのが、国産
材と環境負荷の少ない素材を使った家づくりを行うこと。
14年間の活動により、産地である山と連携する工務店
が増え、今では国産材を使うことは「工務店の会」の標
準仕様になりました。
木材以外の素材についても、会での勉強会やメーカー
からの情報開示などを経て、より環境負荷が少なく、住
まい手やつくり手にとって安全な素材を選ぶことができ
るようになりました。

5コミュニティネットワーク

「工務店の会」では、地産地消をモットーに、国産材や
地域でつくられる素材を使い、地域の職人たちとともに、
地域にふさわしい家をつくってきました。
さらに2011年からは、地域の豊かな文化を共有す
るウェブサイト「チルチンびと広場」を運営。このサイ
トからは、地域のショップや作家が参加する派生イベン
ト「チルチンびとマーケット」が生まれるなど、コミュ
ニティネットワークづくりの新たなかたちとして注目さ
れています。

6姿勢・哲学

これまで挙げた五つの条件の基礎となるのが、工務店
の姿勢であり、哲学です。
社長は家づくりについてどのように考えているのか。
そしてその想いは、社員やスタッフに伝わっているのか?
熱い想いは、話していると自然と伝わるもの。ぜひ、
家づくりへの思いを聞いてみてください。
そして、工務店の将来像も聞いてみてください。家を
建てた後も、メンテナンスや増改築など、住まい手と工
務店とのお付き合いは続くのですから。

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