ZEH仕様の家とは(ゼロ・エネルギー住宅の略)
ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。ひと言で言えば「使うエネルギー
≦創るエネルギー」になる住宅を指します。厳密には設計一次エネルギーの消費量と創るエネルギー
量の収支をゼロ以下にする住宅です。
プライオリティ その1
外皮の高断熱化を行います。手法はいろいろありますが、体に有害な物質は使わないことが
優先です。地域主義工務店の会ではアレルギー体質に敏感に反応するガラス繊維や吹付けによる、
樹脂由来の断熱材は現在使用していません。現在はエアコン一台で家中が快適に暮らせるほど
断熱性能が上がりました。
プライオリティ その2
窓の高断熱化を行います。ちょっと前まで、アルミサッシ+ペアガラスが主流でしたが、近年
樹脂枠+トリプルガラスが全国的に使われるようになりました。温かい地域でも冬の寒さは
温暖な地域でもさほど変わらないので、表日本側でも、快適な住空間を実現できます。
プライオリティ その3
蓄電池+ソーラーパネルが自然エネルギーを活かし、もっとも簡便に電気を作り出し、蓄電する
ことができます。蓄電池容量が大きいほど、夜間に使用する電気を賄えます。
プライオリティ その4
家電の省電力化が、日頃使う電力を抑制します。例えば暖房付き洗浄便座はそれだけで月額
300〜400円になります。冷蔵庫並に消費電力が多いです。新型の便座は旧型のものより、
消費電力が少ないです。こまめに蓋を閉めることで、省エネに繋がります。ちなみに、10年前の
冷蔵庫は現在の冷蔵庫の約2倍の電力を消費します。
また、使わない時に待機電力を消費するテレビやDVD、PCなどはこまめに消すか、電源の入り
切りをスマホでスマート化すると良いでしょう。コンセントに差してあるだけで、電力を消費
する、家電も少なくはありません。実は太陽光パネルも常時、少量の電気を消費します。
プライオリティ その5
白熱電灯や蛍光灯を全部LED照明に変えることです。LEDは白熱灯に比べると約7分の1の消費
電力です。まず、一般的な新築のお家は省エネに気を配っており、弊社で施工する新築は月額
1万円を超えません。結果、一人一人の省エネ意識が集まって地域、ひいては国全体の省エネに
つながるのではないでしょうか?